こんにちは、えよたです。
今回は物件表についてのお話になります。
引越しを考えたとき、インターネットで調べてまず見るのが物件表ではないでしょうか。
部屋の内装の写真を見たりしますよね。
物件表を見ていて
敷金?礼金?保証会社?
などなど、聞きなれない言葉が出でくると思います。
今回はとりあえず知ってたらいい用語とそれに対する確認事項をご紹介します。
築年数
まず皆さんが、気にするであろう築年数です。
新しい方がきれいで快適!というイメージがあると思いますが、
新しいとそれだけ家賃も高くなります。
家賃を下げるために多少古くてもいいよ、という方は築20~30年の物件を見てみるといいでしょう。
理由:現行の建築基準法に則っていること
現行の建築基準法は1981年6月1日から施行されています。
内容を説明すると大きく以下の2つです。
- 震度5の地震でも損傷を受けない作りであること
- 震度6以上の地震でも倒壊しないこと
つまり、新築であれ、30年前であれ同じ耐震基準が適応されている、ということです。
もちろん、建築会社の方で独自に基準を設けている場合もあります。
建築会社まで調べる必要もないとは思いますが、
ここまでしないと古い物件と新築の物件の作りの違いは比較できません。
気になる方は内覧の時に、担当者の方にこの物件を建てた会社はどこか聞いてみてください。
種別
平たく言うと、アパートかマンションか、という話です。
ただ、これがアパートでこれはマンションだ、と言い切れる定義がありません。
不動産屋さんによって変わります。
何を持ってしてアパートと呼んでいるのか、マンションと呼んでいるのかは不動産屋さんに聞いてみないと分かりません。
私としては、曖昧なら気にしなくてもいいのでは?と思います。
構造
木造・鉄骨・鉄筋などがあります。
ワンルームや1Kの物件のほとんどが木造か鉄骨だと思っていいでしょう。
木造よりも鉄骨の方がいいのでは?
と思った方は多いと思いますが、同じ基準で建てられている建物なので耐震面はどちらでも問題ないと言えそうです。
大学の時は木造、社会人になり鉄骨の物件に住んでいますが、防音面は変わらないように思います。
時折、ご機嫌な歌声が聞こえてきます( ´∀` )
敷金・礼金
敷金・礼金無料!
と書かれている物件もよくみかけると思います。
敷金というのは退去する際、物件の現状復帰のために使われるお金です。
余ったときは返金されます。
これだと分かりにくいので具体的に説明します。
まず、家賃が4万円の物件に対し、敷金が1ケ月分(4万円)としましょう。
まず、入居するときに敷金4万円を支払います。
何年か住んで、退去するときにクリーニング代(1,5000円)とうっかりカビさせてしまった壁紙の交換代(20,000円)がかかったとします。
すると、40,000-(20,000+15,000)=5,000
で5千円があなたに返金されます。
物件や代理店によってはクリーニング代は別途請求などありますので、請求されるときはいくらなのかを確認してください。
どんなにきれいに使っていても、退去(もしくは入居)の際にクリーニング代はかかりますのでしっかり確認しましょう。
次に礼金に関してです。
これは大家さんへのお礼金です。返金されることはありません。
大家さん、管理会社によっては礼金をクリーニング代に充てるケースもあります。
敷金なし・礼金はかかる、クリーニング代の記載はない、といった場合は礼金がクリーニング代になるか確認してみてください。
敷金・礼金なし、クリーニング代の記載がない場合はクリーニング代の確認は必ずしておきましょう。
忘れると初回の請求の際に驚くことになります。
プロパンガス・都市ガス(天然ガス)
ガスの欄に必ずどちらかが書いてあります。
それぞれ特徴があり、月にかかる金額も変わってきます。
プロパンガス
まずはプロパンガスです。PLガスとも書かれることがあります。
プロパンガスは都市ガスと比べると月あたりで2~2.5倍ほどかかります。
大学の時は都市ガス、社会人になってプロパンガスの物件に住んでいますが、だいぶ変わりました。
6.3㎥あたりですが、都市ガスの時は2,762円、プロパンガスになって6,138円になりました。
業者が違うので一概に比較はできないのですが、これくらいは違います。
ただ、いい面もあります。不具合があってもすぐに復旧できることです。
プロパンガスは部屋の近くにあるガスボンベから室内にチューブでガスを引いているだけです。
自己復旧、もしくは業者を呼べばすぐに復旧できます。
自己復旧のやり方は初回のセッティングの際に業者の方に教えてもらいました。
仕事で2ケ月間家を空けて、帰ってきた際にガスが使えなかったときに1度だけ行いましたが、
すぐに復旧しました。
都市ガス
次に都市ガスです。月の使用料がお財布に優しいのが特徴です。
ただ、ガスが使えなくなった時の原因探しと、復旧に時間がかかります。
大学の時、友達の家(都市ガス)でガスが使えなくなり、家まで引いているパイプが原因なのか、
家から各部屋に引いているパイプが原因なのか、それとも使っているガスコンロが原因なのかを
調べる等々で時間がかかったそうです。
そのあと修理が入るので使えるようになるためにはさらに時間がかかります。
こんなことはまず、起こらないとは思いますが、可能性としてはあることをリスクとして知っておいてください。
豆知識
プロパンガスは空気より重いガスのため、ガス検知器は床付近についており、
都市ガスは空気より軽いためガス検知器は天井に近いところについています。
このようにガスが違うためガスコンロも専用のものになります。
買うときに間違えないでくださいね。
照明
詳細の中にこそっと書かれているケースもありますが、確認しておく必要があります。
もし、照明がついていないとなったら内覧の際にタイプを確認し、
入居の際には初日に持って行かないと初日から夜部屋が真っ暗ということになります。
照明が必要なのかは確認してください。
仲介手数料
物件の持ち主(大家さん)とあなた(物件を借りる人)を繋いだ業者さんにあなたが支払う手数料です。
基本的には家賃の何%という形での請求です。
業者によって手数料が違います。
大家さんによってはいくつもの業者に登録しています。
つまり、同じ物件を借りるにしても手数料が変わるということです。
いくつか業者を見てみて、一番安くなるように借りるといいでしょう。
保険会社
大きく分けて物件に対する保険と、家賃に対する保険の2つがあります。
物件に対する保険
必要な内容は大きく分けて2つです。
- 自分の過失で人に迷惑をかけてしまった場合に使用する保険
- 自然災害による損害に対する保険
自分の過失で人に迷惑をかけてしまった場合に使用する保険
自分の不注意で水漏れ等を物件を修理する費用と、
それで迷惑をかけてしまった人たちへの賠償金が請求されます。
つまり、べらぼうにお金がかかります。
その金額をまかなうための保険です。
窓が少し空いた状態で出かけてしまい、出かけてる間に雨が降り、窓の隙間から吹き込んで
そのせいで下の部屋に住んでいる人の家電(パソコン)が壊れてしまい、
弁償するためにこの保険を使った人を知っています。
戸締り用心、火の用心ですね。
自然災害による損害に対する保険
地震や水害、家事で自分の部屋に損害が出た時に使用する保険です。
補償範囲がいろいろありますので、いろいろな保険会社を比較しておくといいですね。
家賃に対する保険
大家さんが確実に家賃を回収するために掛けている保険です。
絵にするとこんな感じ
手数料が毎月かかったり、定期的(一般的には2年程度に1回)更新料がかかったりと
費用がかかります。
賃貸に多いパターン
賃貸の場合、大家さんや仲介業者にこれらの保険会社やプランを指定されることがあります。
その場合は契約するプランが決まりますが、どのようなプランで何が補償され、
上限がいくらなのか、保険を使う事態になったときにどうすればいいのかを
把握しておいてください。
何度も言いますが、ひとり暮らしは自分の身は財産含め自分で守る必要があります。
保険は自分(特に自分のお財布)を守る手段です。
手段は持っているだけでは何の役にも立ちません。
使えるタイミング、使い方を知っている必要があります。
補償内容が記載されている書類や証書(保険に入っていることを証明してくれる書類)は
大切に保管しておきましょう。
見かけの家賃と実質家賃
ここまで読んでいただけた方にはもうお分かりだと思いますが、
家賃として掲載されている金額とあなたが家賃として払う金額は違います。
家賃以外の保険料を含めて実質家賃はいくらなのかを計算しておきましょう。
えよたの場合
私の場合はこんな感じです。
家賃 : 39,800円
家賃保険の手数料 : 320円
家賃保険の更新料 : 417円(10、000円 / 2年)
物件に対する保険料 : 917円(22,000円 / 2年)
計 : 41,454円
社会人の方への豆知識
保険に入るとそのうち「保険料控除証明書」と書かれたはがきが届きます。
これは年末調整(12月にある税金の申請)で使います。
決して、捨てないでください。
捨ててしまうと払わなくていい税金を払わなければいけない、ということにもなりかねません。
まとめ
以上が物件表を見る上でとりあえず確認しておきたいことです。
自分の好みとは関係ない部分にはなりますが、住むうえで知っておかなければいけないポイントになります。
部屋の写真だけでなく、これらのことまで確認できたらだいぶ上級者ではないでしょうか。
すてきな部屋が見つかるといいですね。