駅が近いか、周りにお店はあるか、等々より生活に便利な場所の部屋を選ぶと思います。
立地に関してぜひ考えていただきたいポイントをまとめました。
物件に関して
清掃されているか
内覧に行ったら、部屋を見る前にぐるっと建物を一周しましょう。
建物の周りは住む人全員が使用する共有部になります。
共有部に関しては基本大家さんの管轄です。
建物の周りがきれいということは定期的に大家さんが掃除をしに来ているか、清掃業者と契約しているかのどちらかです。
どこかに最後に清掃された日が書いてあることがあります。
階段の裏側などを探して見てください。
駐輪場・駐車場の場所を確認する
自転車か自動車を交通手段として用意すると思います。私も自転車を使っています。
ぜひ4点確認していただきたいです。
- 置く場所はあるのか
- 利用料がかかるのか
- 屋根はあるか
- 広さは十分か
置く場所はあるか
そもそも敷地の中にあるかどうかです。
不動産屋さんの担当者の方に聞けば教えてくれるはずです。
確認しておきましょう。
バイクを持っていく方は必ず確認してください。
バイクを駐輪場に止めていいのか、だめなのか大家さんによって変わってきます。
原付はいいけど、それ以外は駐車場を契約しなければいけないなどがあります。
利用料はかかるのか
駐輪場の場合はまず料金がかかることはないですが、駐車場は家賃とは別料金になることがほとんどです。
高いなと感じた際には近くの月極駐車場などを探すのも一つの手です。
屋根はあるか
車を持って行く方であれば、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
雨ざらしは汚れたりしますが、洗えば何とかなります。
洗っても何ともならないのが自転車です。錆びます。
私の場合、物件の駐輪場は屋根があるのですが、駅前の駐輪場には屋根がありません。
月に一度はチェーンを確認して、グリススプレーを吹いています。
それでもやっぱりところどころ錆びてしまった箇所があります。
自転車屋さん曰く、錆びたチェーンを直して乗るのであれば新しいの買った方がいいとのことです。
それくらいは錆びは怖いものです。(買い替えとなったら3万円くらいは飛ぶ)
屋根付きであれば少しは防げる気がします。
もちろん、定期的なメンテナンスは忘れずに。
広さは十分か
敷地内に駐車場、駐輪場があっても止められないのであれば意味がありません。
駐車場は空いている場所が分かりますので、確認しておきましょう。
駐輪場に関しては、空きは分かりません。
建物の部屋の数と駐輪場の広さを確認してください。各部屋の人が1台ずつ所有していたと考えて止められそうですか?
ファミリータイプならこれでは計算できませんが、ひとり暮らしであれば、ワンルーム、1Kといったところになると思うのでこの方法で大丈夫です。ついでに見ておきましょう。
部屋から窓を開けた時、人通りの多い道路がないか
洗濯物を干すのはベランダ、もしくは窓の外になると思います。
もし、すぐ真下に人通りの多い道路があるのであればそこに洗濯物は干さない方がいいでしょう。
洗濯物で案外その部屋の状況が分かってしまったりします。
女性ものなら女性が、男性ものなら男性が住んでいることはもちろん分かりますし、
スーツがかかっているなら社会人が住んでいる、つまり平日の昼間は基本的には不在ということを伝えているも同然です。
真下は敷地の駐車場というケースはここまで神経質にならなくても大丈夫だと思います。(用心することに越したことはないですが)
建物周辺の環境について
ごみ捨て場の場所を確認する
ほぼ毎週やらなければならないのが、ごみ捨てです。
どこの集積所に持って行くのかを確認しておきましょう。
目の前にあるからそこに置きにいけばいいのかと思ったら、
隣の建物の所有物のため置けず、割と遠いところまで行かなければいけない、
など生活をし始めて困ることになりかねません。
また、近いなら近いなりの問題が起きたりします。
カラスによる荒らしです。ごみが散らかるだけならまだいいですがどうしても臭いがします。
近ければ近いだけこの影響を受けます。
ごみ捨て場に小さなごみが残っている場合は荒らされた可能性が高いです。(通常は家で袋の口を縛ってごみ捨て場に持って行くのでごみが残ることはありません)
地域の方全員がルールを守っていれば問題ありませんが、そうでない場合もあります。
みなさんもごみ捨ての曜日、時間はしっかり確認して守りましょうね。
雨が降ったときの交通手段の確認
雨の時の想定もしておきましょう。
雨が降ったときはどうやって会社や学校、ないし最寄りの駅まで移動しますか。
一番使われるのはバスでしょうか。
バス停の位置、便数、道路の交通量を確認しておきましょう。
不動産の担当の方に「バスは定刻で走りますか?」と聞いてしまうのも手です。
あまりにも遅れるのであれば、雨でも移動に困らない場所の物件も視野に入れる、
ということも考えてもいいと思います。
社会人の方には、雨の中を歩くことは勧めません。
地味に濡れます。特に何もない日ならいいですが、来客がある、または訪問があるなどの時は
「みすぼらしく見えないかな」など、余計なことを考えるきっかけにもなりますのでご注意ください。
周りのお店、病院の確認
生活に必要なものを買うお店を確認しておきましょう。
とりあえず、食品が買えるお店、日用消耗品が買えるお店、100円ショップを見つけておけば生活できます。
とにかくたくさん見つけておいてください。
生活していく中でお肉はここが安いとか、何曜日がポイント5倍だとか、地図上では距離ないけど坂がきついとか、いろいろ分かってくるのでだんだん行きつけのお店は決まります。
最初はとにかくたくさんです!
ネットスーパーなどをメインにしようとしている方もついで買いできるお店は知っていて損はありません。通勤路、通学路の間で何かないかは探しておくといいでしょう。
そして、必ず見つけておかなければいけないのが病院です。
こればっかりはネットでどうこうできません。
必ず、内科は見つけておきましょう。
治療しているものがある(虫歯とか)方はその治療をしている科も必須です。
ちなみに私は、内科、消化器内科、歯科、耳鼻咽喉科、眼科を探しました。
内科は予防接種やたちの悪い風邪を引いたときに、
ストレスが胃腸に来るタイプなのでその時は消化器内科、
4ケ月おきの歯の定期健診をしてもらう歯科、
2ケ月間咳が止まらなくなったことがあるので一応のために耳鼻咽喉科、
コンタクトレンズを使っているので眼科、
こんな感じです。
自分の体調に合わせて探しておきましょう。
ついでにその病院の休診日も確認します。休診のときに行く別の病院まで見つけられれば抜かりなしです。
避難所の確認
避難所の確認もしておきましょう。
避難しなければいけない状況になってから行き先を決めるのは至難の業です。
引越し準備の一環だと思ってまとめて調べておきましょう。
以上が建物の立地に関して確認したほうがいいことになります。
物件を見に行く際は、部屋の内装に気を取られがちですが外に出ずに生活することができない以上、
生活し始めて「不便…」とならないようにすることも大切です。
立地、周りの状況に関してもしっかりと情報収集してくださいね。