一人暮らしを始める際に、「あれも、これも必要。用意しなきゃ」と、
せわしなくお店を回った記憶は今でも鮮明に覚えています。
ただ、焦って買ったはいいもの、生活していて使わない…なんてことが起こるのは
珍しいことではありません。
私もかき氷機やら、ホットサンドメーカーやら買ったはいいけど
使わなくなった家電があります。
今となってはどうして買ったのか思い出せません…(恥)
今回は一人暮らしの引越し前に用意しがち、だけど本当に必要か考えてほしい家電を3つ紹介します。
必要か検討すべき家電
炊飯器
まずは炊飯器です。
「必要でしょ?」と思う方が多いと思いますが、買っても使わなくなるケースがあります。
それは、自炊の頻度が高くないケースです。
具体的には、食べるときだけ炊飯器を使う方、または自炊をしない方が該当します。
なぜ使わなくなってしまうのでしょうか。
【炊飯器】買ってもお蔵入りになる理由
「自炊をしない」というのであれば、炊飯器が必要ないのは言わずもがな。
今回は「食べるときだけ炊飯器を使う方」というケースで考えます。
大きく分けると以下の理由になります。
- レンチンご飯を買った方が楽になる
- お米を保管する場所とその管理が必要になる
レンチンご飯を買った方が楽になる
ひとり暮らしでスタンダードな炊飯器のサイズとなると、3合炊きの炊飯器だと思います。
ほぼ毎日炊飯器を稼働させる場合、1日分まとめて炊飯して保温モードで置いておく、
という使い方が普通になりますが、
「食べるときだけ炊飯器を使う」場合、早炊きで1合炊く、という使い方になります。
ただ、1食で1合分(約330g)を食べきる人は少ないと思います。
すると食べ終わった後に、余ったご飯をラップに包んで、
炊飯器のお釜を洗って、という作業が待っています。
ご飯を食べる、というだけでこれだけの手間がかかってしまいます。
たまに自炊するという方にとっては、めんどくさいことこの上なしです。
面倒なことはやらないに限ります。
サトウのごはん等のレンジでチンして食べられるご飯で
セミ自炊という形をとった方が続けることができるのではないでしょうか。
お米を保管する場所とその管理が必要になる
炊飯器だけではご飯は炊けません。
炊くお米が必要になります。
すると、米びつ等お米を保管する場所が必要になります。
毎日使うのであれば、邪魔とは思いませんし様子もみることができますが、
管理をしなかった場合、
虫よけの有効期間が切れていて、いつのまにやら虫が湧いていたり…ということが起きます。
こうなると、米びつはただの邪魔で厄介なものに早変わりします。
お米を炊く前にも「管理」という作業があることをお忘れなく。
- 自炊の頻度が高くない(目安週2以下)場合、レンチンご飯という選択肢も考えよう
- お米の保存をする場合、管理が必要になることを覚えておこう
ガスコンロ
ガスコンロに関しては、自炊する方にも代案を考えていただきたいものです。
毎日自炊をする方だと、年末等の大掃除の時に五徳の周りにこびりついた焦げ、
はねて固まった油汚れに悪戦苦闘するのではないでしょうか。
ガスコンロは表面に凹凸があり、すごく掃除がしにくい、というのもあります。
私としては魚焼きグリルの排気口の油跳ねを掃除するのがとても嫌です。
今まで一度も魚焼きグリルを使ったことがないので(魚を焼くときはフライパン)、
使ってのもいないものを掃除するのかぁ…と思いながら掃除をしています。
そこで私からの代案として、紹介するのは「IHコンロ」です。
メリット・デメリット合わせて紹介します。
メリットは以下5点
- 火加減の調整が楽
- 掃除が楽
- 光熱費の節約になる
- ガス漏れの心配がない
- ガスの種類を考える必要がない
デメリットは以下1点
- 停電になったら使えなくなる
【提案】ガスコンロではなくIHコンロをおすすめメリット
火加減の調整が楽
友だちの家で使わせてもらったのですが、
食材に火を通すということに関しては何の問題もありませんでした。
むしろ温度調整・火加減の調整がボタンできるのでガスコンロよりも楽です。
一人暮らしとなると初めて一人で料理をします、という方も多いと思います。
クックパッドやらクラシルやら調べながら作ることになると思いますが、
「弱火で10分」とか「強火で3分」と書かれていても、
「弱火ってどれくらい?」、「強火ってことは全開にすればいいの?」とか
思うのではないでしょうか。
ガスコンロだと、どうしてもこれが起きます。
IHコンロの場合、ボタンで火加減が調整できます。
鍋やフライパンの下をのぞいて、つまみの微調整とかが全く必要ありません。
ガスコンロを使い続けて7年の私は感動しました。
今でこそ、「こんなもんで弱火」とか感覚で分かりますが、
感覚をつかむまでに料理が嫌になってしまっては仕方ありません。
料理にチャレンジしたい方の強い味方になること間違いなしです。
掃除が楽
火を使っていないので五徳が焦げることもありません。
(食材は火を通しすぎるとIHであれ、もちろん焦げます)
フルフラットのなので掃除も楽です。
表面がガラスコーティングされたIHコンロであれば、水で濡らしたキッチンペーパーで拭くだけで
きれいになります。
後片付けが楽にできるので、無駄に時間を取られることもなくなります。
光熱費の節約になる
ガスとなると都市ガスかプロパンガスの2種類があり、
プロパンガスは都市ガスより高くなります。
都市ガスのガスコンロからIHコンロに切り替えた時
ひと月あたり電気代が1,000円増えて、ガス代が1,100円減った
と、切り替えた友だちは言っていました。
正直、都市ガスの場合、そこまで節約効果は見込めません。
しかし、プロパンガスとなると話が変わります。
一般的に賃貸はプロパンガスの物件の方が多い気がします。
ガスの話でも書きましたが、少なくてもプロパンガスは都市ガスの1,5倍の金額になります。
つまり、自炊をすればするほど節約効果が高くなります。
プロパンガスだと高い節約効果、都市ガスだとそこそこの効果ですが、
IHコンロにすることで、生活のラーニングコストを下げることができるのは間違いありません。
ガス漏れの心配がない
ガスを使っていないので当たり前の話なのですが、これってすごくありがたいことです。
スイッチを切ったつもりで、コンロに火もついていないから
安心しているといきなりガスの警報器がなる、ということを5年前にやらかした私は
使い終わった後は必ずガスの元栓を閉める、
出かける前もガスの元栓が閉まっていることを確認するという習慣をつけました。
IHの場合これがない。しかも大概のIHコンロは鍋やフライパンが検知できなければ
勝手にスイッチが切れるという安全設計です。
ガスにひやひやしなくてよくなるのは、本当にありがたいです…(焦)
ガスの種類を考える必要がない
大学近くに引っ越して、卒業後に就職のためにまた引越しという方が多いと思います。
私も学生の時は静岡に、働き始めて千葉に引っ越したので、その一人です。
もし、1回目の引越しの時は都市ガス、2回目の引越しの時にプロパンガスとなると
都市ガス用のガスコンロを処分し、プロパンガス用ガスコンロを買い替える必要があります。
私の場合、1回目の引越し先は都市ガスコンロ備え付けだったので
あまり考えませんでしたが、自分でコンロを用意するとなると引越し先のガスに合わせた
コンロを用意することが必要です。
この点IHは電気で動くので、どこに行こうが使えます。
電気に種類はありませんからね。
1度用意すれば壊れない限り、ずっと使えるのもIHコンロのいいところです。
IHコンロのデメリット
停電の時に使えない
IHコンロのデメリットは何と言ってもこれです。
私は暖候期(4月~9月)の落雷が日本一の県出身で、雷を「らい様」と呼んで崇めてました。
夏の間は夕方に雷ゴローン!家真っ暗。
もう別に驚きもしません、日常です。
このたびにIHコンロは使えなくなるということになります。
雷が多い地域はIHコンロは使わない方がいいでしょう。
ちなみに、私の実家はガスコンロのままです。
雷の分布は気象庁の統計を参考してみてください。
- IHコンロもガスコンロに劣らない!
- が、停電に弱いので雷が多い地域での使用は要検討